みずほ証券の誤発注はシステムで防げなかった

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 事件から2日経ちましたが、これまで新聞・報道・ネット等で判ってきた内容(信憑性の高い情報のみ)を纏めると。

東証のシステム
T1. ジェイコムは上場初日だったので初値が付くまで値幅制限がなく1円注文は可能だった。
T2. 初値が付いた後みずほ証券の注文はストップ安の572,000円に自動修正された。
T3. 注文株数の上限をチェックしてない。(この機構を入れると大幅な処理負荷が増大すると説明)
T4. 注文の取り消しは修正された注文金額ではなく1円で来ていたので受け付けなかった。

みずほ証券のシステム
M1. 入力後のチェックで大きな注文株数については警告が表示される。
M2. 発行株式数を超える発注が可能。

こんなところですね。
 ここで一番問題なのは東証が注文株数の上限をチェックしてない点だと思う。確かに資金さえあれば一日に何度も取引が可能なので証券会社が注文管理なんてやってられないのも理解できるが誤注文防止の為に1注文の制限は発行済みの80%以内とかで、売買システムの前段に別サーバーで構えても大した負荷にはならないはず。但しメンテするサーバー台数は増えるので保守コストは増えるかな。東証なら必要経費で普通にOKだと思う。これによってみずほ証券の誤発注を許しただけでなく、取り消しに失敗した後の反対売買も許している点を見逃してはいけない。

 逆に証券会社側は十分にシステムに組み込む必要があるが、現実の取引は受け渡しまでの4日間に遣り繰りするというグレーゾーンがあるため禁止してない様だ。(情報元:日経朝刊)

次に、運用面でどうだったか
・システムのチェックが厳しいのかは不明だが、警告画面を無視したという事実から慣れによるチェック機構が機能していない。
・寄り付き前に誤発注したため1円注文が受け付けられた。
・すぐに取り消しを行ったが注文金額が修正されることに気づかず取り消し失敗を繰り返す。
 ※この間に売買が次々と成立しストップ安になる。
・反対売買を注文で証券取引法違反(自己売買)
 ※後付でクロス取引と誤魔化しているが現物どころか実態すらない。実態がない部分を取引を複数回繰り返したとみなして処理すれば証券取引法違反(売りの差金決済)。この影響で株価は反転し一気にストップ高へ。
・自己売買でも処理できなかった残りの10万株弱は溶け合いの可能性。
 ※これは株主にとっては納得がいかないでしょう。要するに8日に取得した人に対して現金買取ですからね。

ジェイコムがみずほ証券宛の割当増資をしても今度は上場廃止基準に引っかかるし(というか現時点で上場廃止基準どころではないバランス崩れを起こしているから市場で解決は無理だと思う)

さてさてどうなるか・・・。

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このページは、管理人が2005年12月10日 15:10に書いたブログ記事です。

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