「約5,800万円の利益に対し、支払いは約330万円」
ガンホー・オンライン・エンターテイメント(東京都千代田区)が運営する「ラグナロクオンライン」で使われる仮想通貨「Zeny」を不正に産み出し、現実の金銭に換金した事件をめぐる訴訟で、東京地方裁判所(綿引穣裁判長)は2007年10月23日、元同社社員の男性(27)の行為が同社の信用を毀損したとして、約330万円を支払うよう元会社員に命じた。
J-CASTニュース 「仮想通貨」不正に巨額換金 それでも「没収」されない不思議
http://www.j-cast.com/2007/10/24012544.html
ニュース記事は不正利益と賠償金の比較をして「ねじれ」とか言ってます。気持ちはわかりますが比較対象ではないので330万円でも多いほうだと思います。
・不正利益に対し賠償金が少なすぎるので「やったもん勝ち」になっている件
当然不正利益は没収すべきだと思いますが、ガンホー社が受け取れば結果的に「運営会社がRMTを禁止しつつ結果的にZeny販売した」ことになるのでガンホー社が受け取るべきではないと思います。またRMT業者に返金するとしてもRMT業者Zeny回収能力では追いつかないでしょう。しかもRMTを容認する形になるので運営会社としても難しい問題です。違法物品であれば国が没収という形もあるかもしれませんが…。
・ガンホーの信用は330万円
私見ですがこれでも高すぎると思う…。2002年にオンセールがガンホーに社名変更しラグナロクオンラインの運営が決定したときから「いかにも胡散臭いペーパーカンパニー」とかこれまでの運営の品質から「管理が杜撰」「スキルが無い」「ユーザ無視」「拝金主義の守銭奴」「無駄にオタ向けアピールしててキモい」と言われ、またゴシップで「GMが安月給なのでBOTとRMTで生活費を稼いでる」という記事がウワサになる等、最初から信用なんて無かったので警察沙汰になっても、いつかはこうなると思ってた程度です。
これらのまとめが判決文にしっかり出ています。
判決文によれば、ガンホーは元社員が仮想通貨との換金で約5,800万円の利益を得たと主張。内部管理体制に不備があるとの印象を与えたことや、オンラインゲームの課金収入(会費)が減少したなどの理由から、信用を傷つけられたとして、約7,500万円を支払うよう要求していた。これに対し判決は、「この男性の不正行為と直ちに因果関係を有する損害とみることはできない」「被告が利益を得た事実は信用毀損による無形の損害額を算定する1つの事情として考慮される余地があるにとどまる」と述べ、ガンホーが要求する金額よりはるかに低い330万円を支払うよう命じた。
要求自体が突っ込みどころ満載
・内部管理体制に不備があるとの印象を与えた
印象ではなくそれが実態です。
・オンラインゲームの課金収入(会費)が減少した
事件の後150万IDとか200万IDとか会員は急な増加をしていますが、それでも課金収入が減ったのか。元々の信用を考慮しても事件の影響はあまり無いと思いますし他の要素も複雑に絡むので数字で出すのも難しいのでは?
・信用を傷つけられた
事件が起こる前からボロボロです。課金しか興味の無いユーザ無視の運営会社なんて元から信用ありません。ゲームショウでもゲームタイトルの話題ではなく課金システムについて語る社長だし。
ウワサが本当だったという意味で疑惑が不信確定に変わった金額かな。

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