SCOが最大1億ドルの資金を獲得

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 SCOと言えばUNIX裁判で資金が尽きて破産したとことか昔からよく裁判ネタに登場していたと言うイメージがありますが、巨大な資金を得て復活するようです。

SCO、投資会社から最大1億ドルの資金を獲得ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20367377,00.htm

 昔はLinuxがUNIXのコードを不正利用しているだとかで争っていてもしかしたらLinuxって無料で使えなくなるのかな…と心配したことがあります。それが去年、SCOにはUNIXの著作権が無いという思わぬ判決になってボロボロになってましたね。

 記事には著作権とか知的財産権とか出てきますが、最近混同した事例が増えてきたような気がします。あとは著作物かどうか微妙なものにも著作権の主張があるとかね。

ここからは自分なりの著作物の考え方

まず著作物というのは第二条と著作権法第十条の定義かな。

第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。

とくに仕事柄関わる著作物がプログラムですがプログラムについては特別に次のように定義されています。

3 第一項第九号に掲げる著作物に対するこの法律による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、規約及び解法に及ばない。この場合において、これらの用語の意義は、次の各号に定めるところによる。   一 プログラム言語 プログラムを表現する手段としての文字その他の記号及びその体系をいう。   二 規約 特定のプログラムにおける前号のプログラム言語の用法についての特別の約束をいう。   三 解法 プログラムにおける電子計算機に対する指令の組合せの方法をいう。

これはプログラムの性質上納得がいきます。
著作権が保護される著作物とは表現であって手段や材料ではないと言うことです。プログラムというのはネイティブコードの場合、使用したコンパイラや実装時に利用するOSやターゲットのCPUによって内容が変わります。また多くのネイティブコードはコンパイラによる機械翻訳物です。ソースファイルにしても使用する言語や実装方法によって書き方が変わってきます。

だからプログラムのソースのみでは著作物かどうかも怪しいのです。当然どんな環境でも動かないプログラムでは表現のしようがありませんね。だから自分が書いたからって何でも著作権があるわけじゃない。そもそもそれが著作物として適正かどうかを判断する必要がある。

あとプログラムの知的財産と著作物はそろそろハッキリ分けて欲しいと思う。

私の理想は
1.プログラム(ソースコード含む)は知的財産ではあるが著作物ではない。
2.知的財産は共有されるのが望ましい。コスト面で許せる限り努力すること。
3.プログラムが思想又は感情を創作的に表現した映像・画像・音声・文章は著作物。
4.著作物以外のプログラム権利に関する問題は【著作権法以外の法律】で解決すること。
というところかな。

音楽著作権と比べるとこうなるかな
プログラム(言語)=自然言語
プログラム(規約)=記述ルール
プログラム(解法)=奏法
プログラム(出力文章)=歌詞
演奏データ=楽譜
オペレータ=実演家

奏法(解法)は著作物の範疇外ということかな。どちらも思想や感情を表現するための手段であってそれ自身が思想や感情を表現したものではないということかな。オペレータはプログラムの使用権がある人。誰でも使っていい=誰が歌ってもいい。これは使用ライセンス=実演権かな。

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このページは、管理人が2008年2月16日 23:45に書いたブログ記事です。

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