オープンソースの品質

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 オープンソースの品質については以前からプロプライエタリに対抗する形で理想論を展開し不毛な論議が繰り返されています。実際はどうかというと結局開発者の体制に依存するものでオープンかどうかは最重要ではないと思います。

オープンソースは品質が良い?:生越昌己のオープンソースGTD:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20080523/303909/

こちらではオープンソースの品質について、最近公表されたOpenSSLの脆弱性と25年間修正されなかったBSDのseekdir()を取り上げてオープンソースを肯定する理由に反していると書かれています。そもそも理由になってないのですが。

オープンソースの方が品質が良いと信じる人達の考えている内容は大体次のようなものです。

  1. 設計が多くの目に触れるので不具合の早期発見と助言が得られる(広範囲のテスターの存在)
  2. 配布の制限がゆるいので頻繁に更新できる(迅速なリリース)
  3. 誰でも開発に参加できる(人材の有効活用)

これはソフトウェア開発している人なら直ぐに気がつきますが理想論です。実際はこちら。

  1. ソースの公開≠オープンソースソフトウェア。これはよく誤解されます。ソースを公開してても有償でプロプライエタリなんてシステム系では良くある形式だし、このブログ(Movable Type)だってまさにそれです。ソースの公開は顕在していないバグを発見してもらう為には役立ちますがそれだけです。むしろ発見者がDQNだったら災いの元。 
  2. 開発コスト(人材・時間・費用)が不具合発見サイクルに追いつけない場合は結局リリースが遅れてしまう。
  3. 誰でも修正を加えて使えることはすばらしい事ですが、派生物ではなくオリジナルのメンテナンスはマネージメントの限界から特定のチームまたは個人に依存することが多い。また単に開発者が多いだけだと一部の理解不足な開発者によりバグを組み込まれる。

以上、結局体力の問題であってオープンかどうかを強調する理由にはなってないんですね。ソフトウェアは再利用できる事が最大のメリットなのでそれだけで共有知的財産としてのオープンソースが望ましい理由は十分にあると思います。また技術者の層が厚い所ほどオープンソースのメリットは多くなります。

japan.internet.com Webテクノロジー - 米政府の支援でオープンソース ソフトの欠陥数が減少
http://japan.internet.com/webtech/20080521/11.html

 逆にオープンソースの方が品質が悪いと言われていた原因は、ボランティアの限界と同じで開発者に十分な時間とお金を提供すれば開発に集中できるという結果です。生活費を稼ぐ必要がある人にはどうしても費用的な支援が必要です。大企業・政府・軍隊がオープンソースに取り組むと最強。また開発コスト面で小規模システムではオープン化進んでますしね。…と言ってもデータベースぐらいかな、業務システム自身パッケージ化が進むと本当に安くなりますが失業するかも(^^;

 そうなればサラリーマンプログラマーの多くは人月単価の開発から開放され保守要員化するのかな。デスマーチ食らうよりはマシと思える自分がいるw

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このページは、管理人が2008年5月24日 12:00に書いたブログ記事です。

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