ePubで開発ドキュメントを作れるか

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 さてさて、ePubで仕様書・設計書が効率よく出来ないかという課題。ePubの原稿はXHTMLなので、SGMLから始まり、ウェブ用に簡略化したHTMLが登場しそしてXHTMLとなったのでePubはSGML系マークアップ言語。それに対してPDFはLATEXやPostScriptの仲間って感じかな。

 で、PDFの場合はプリントドライバさえあればどのエディタからも作成できる手軽さはあるもののAdobeのビューアは動作が重いとか、文字を読むにはXGA以上の解像度必須だとかいろいろと再生環境の条件が厳しいです。それに対してuPubは原稿がXHTMLの為、解像度の低いモバイル端末でも文字を読むのには問題ありません。但し印刷用ドキュメントのような考えで作っていると思わぬレイアウト崩れに悩む事になりそうです。

 今、ネット上でePubについて書かれている内容を見るとiPadで再生できる事と、論文向きで雑誌や漫画の電子化には向かないといった記述が見られました。確かに電子書籍販売については日本国内ではePubは流行らない可能性の方が高いですね。DRM掛けたい配信元の希望にも沿わないだろうし、和書は体裁に拘る本が多いので不向きという事ですか?また文章中心の本となると縦書きというのも原因かな?強いて言えばケータイ小説や2chスレから編集した本は横書きのテキストなので相性が良いと思います。

 本題の開発ドキュメントについてですが、現状としてはこれが何の生産性に寄与しているのか理解しがたいドキュメントが眼に余る状況なので移行は難しいかな?と考えています。ただ国内ITの生産性の低さの根本原因にもなってそうなのでドキュメント制作のシステム化を計りたい。システムを作っているのにドキュメントが手作業とかいつまでやっているんだという状況を改善したい。

 まず始めに廃したいのはページ枠。開発ドキュメントのページ枠というのは只の枠ではなくて、タイトルは当然、そしてそのページ編集された日付とか編集者の名前とかリビジョン番号とか入っています。これが開発管理のシステムからのアウトプットそのままならそれで良いのですがワードやエクセルで手作業管理とか異常な管理状況だったりしませんか?もちろんそんな枠なんて製品に影響出る場所じゃないから修正時に更新を忘れたりして最終的に意味を持たない記述になってたりしませんか?というかそんなとこ編集する時間があったらテストに廻せよよ言いたい。大体、更新内容や日付は表紙の次のページに改版履歴作ってそこに書けば十分だろう。

 さらに愚かしい事に、外注を使った開発の場合、ドキュメントを受け取った会社がその枠を再作成します。孫請けなんてあったらそのドキュメントに対し「枠編集」の人件費が3倍です。そんな事になるのなら最初から枠なしで良いのに、自己主張の為だけにコストを増やしてバカの極みです。まぁ発注側から外注に独自の書式で提出しないようにクギを刺せば済みそうですが。

 次にあり得ないのはワードやエクセルまたはパワーポイントでお絵かき。企画書なら見た目重要なので仕方ありませんが開発ドキュメントは正確さが大事で偽者の絵をわざわざ時間掛けて描く意味が分からない。これは私自身失敗したことがあるのですが画面イメージを時間かけて作図したがフォントと文字数の関係から通常のHTMLでは実現が困難だったりするイメージが出来てしまい、こちらとしてはその辺は拘ってなくて表示する内容さえ正しければ良いレベルだったのが、知らない間に無理やりその資料そのままを再現しようとして外注の進捗が遅れたことがありました。で肝心の表示内容の方はバグだらけだったので一括したらチクられて外注イジメの疑いを掛けられた。そういうことがあったので画面イメージはHTMLでモックを作ってキャプチャーしたものをドキュメントに貼り付け、モックも一緒に渡す形式を採用しています。特に見た目が重要でないシステムほどこの辺りで無駄なコストを発生させない配慮は必要だなと感じています。

 そして最後はエクセル。この表計算ツールは印刷に関しては本当に使いづらい上にちょっと気を抜いてプレビューチェック忘れた時等に印刷事故を起こし、紙資源を破壊する。印刷事故起こさないにしても毎回プレビュー出して印刷イメージの微調整やってるとか罰ゲームとしか思えない。但しバグシートやテスト項目書などワードよりもエクセルで作成した方が効率が良いドキュメントも存在する。エクセルを方眼紙代わりにして普通のドキュメント書くのは論外。エクセルはそういう使い方するツールじゃねーから!

 現状で上記3つをクリアすればePub化はし易いと思っています。さらにウェブシステムで開発ドキュメントの内容を入力するようにして出力結果がePubなら、バグシートや枠の問題も特に問題ないと思います。フロー図とかは他のツールで描いて埋め込むしかないのがちょっと面倒かな?これもしっかり作りこめばウェブシステムで自動生成できるかもね。ウェブだと共有やバージョン管理もしやすいし印刷も減らせるかもしれません。

 その他としてはWikiやブログがePub化できると便利かも。phpDocumentotのようなソースからリファレンスマニュアルを生成するツールがePubに対応してるとこれも便利かも。

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