MUSIC: 2007年10月アーカイブ

 これまで動画投稿サイトへの管理楽曲の使用許諾については、どの楽曲がどれだけ利用されたか集計することや、コラボレーションや二次制作物等どこまで範囲とするか難しい問題もありこれまで使用許諾が得られない状態であったと思いますが、今後の協議の行方によっては、ユーザと運営サイトの間で簡易な契約を交わすことで管理楽曲を用いたコンテンツの公開が合法的に行うことができるようになることが期待されます。正直この流れはアーティストへの著作権料を保護でき、そしてユーザの表現の自由を尊重できるという点で大変に良い事だと思います。今までは個人サイトで許諾を受けるには負担も多く公開できる点数が限られ、一部は無許諾を承知で黒作品として無料スペース等にアップロードするなど権利者・ユーザ双方にとって好ましくない状態が続いてました。

 着メロ等の音楽配信事業を行っている方では当然に気になる事だと思いますが、問題は投稿されたコンテンツをどのようにカウントするかという点に注目すべきではないでしょうか。事業者が音楽配信サイトでJASRACへ使用許諾を申請するためには、使用された管理楽曲を正確にカウントできるシステムを構築する必要があります。着メロサイト等ではコンテンツを運営側が用意するため配信数をカウントする事は容易です。但し投稿型の場合は投稿された物がどの管理楽曲を使用しているかを正確に知るためのシステムが必要なため、これをどのような方法でもって確認するかYoutubeとニコニコ動画を注目したいと思います。もちろんJASRAC側も著作権料を徴収する以上どんぶり勘定というわけにはいかないため投稿型サイトに対しても従来のサイトと同様、下記のように定めています。

利用された全楽曲を、リクエスト回数などとあわせて報告。従って投稿者から楽曲情報を受け付けるなどの楽曲情報の管理体制が必要。

現在考えられる方法としてはタグによる検索と投稿者の申請、そして動画マッチングでの検証だと思います。これは私も来年以降システム構築の案件がやって来ることが十分に考えられるため今の内に案を練っておこうと思います。どの方法も不正確な部分があるので疑わしき部分の処理が肝になるかな。また複数の楽曲を使用した動画のカウント方法や使用許諾が必要かどうか微妙な線の動画の判定方法も検討が必要。

また運営に関しても動画再生数に応じて著作権料が発生する以上、課金方法も検討が必要になってくると思います。当然ですが再生数でカウントされる為、運営や投稿者に一定以上の金銭負担を掛けるとサイトの存続が不可能になります。そうすると閲覧ユーザに対して課金するとか強制でCMを見させてスポンサーから広告料を取るなど工夫が必要ですね。スポンサーからの広告料に応じてコンテンツの再生回数や掲載期間を設定するという方法も可能だと思います。スポンサーの切れたコンテンツは以後有料課金というのもありかと思います。あとはニコニコ動画の場合は市場での購入金額が多い動画は無料閲覧できる回数が増加されるとか。

課金の話になってしまいましたが、制作も閲覧も気軽に出来る環境で協議が進むことを期待しています。
ネットニュースでもとても注目が高いようで一斉報道みたいになっていますね。

JASRAC、ニコニコ動画とYouTubeの楽曲利用で協議開始
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/30/17346.html

YouTubeとニコニコ動画、「脱違法」へ――JASRACと著作権協議開始:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071030/285961/

asahi.com:ユーチューブとJASRAC、楽曲利用に向け協議へ - ビジネス
http://www.asahi.com/business/update/1030/TKY200710300290.html

Japan.internet.com Webマーケティング - ニコニコ動画、JASRAC との管理楽曲の利用許諾に向けた協議を開始
http://japan.internet.com/wmnews/20071030/8.html

JASRACが管理楽曲の利用に向けてニコニコ動画・YouTubeと協議開始
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/19914.html

ニコニコ動画が、JASRAC管理楽曲の利用許諾に向けた協議を開始
http://ascii.jp/elem/000/000/080/80020/

ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/30/news065.html

ニコニコ動画とYouTubeもJASRACと契約か - 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/10/youtubejasrac_d074.html

動画投稿(共有)サービスにおける利用許諾条件について
http://www.jasrac.or.jp/release/07/07_4.html

ニコニコ動画 プレスリリース
http://info.niwango.jp/pdf/press/2007/20071030.pdf

 最近DTMの話題が絶えませんが、昔DTMをやっていた一人としては時々話題になる「JASRACの圧力」という言葉に過敏に反応してたりします。以下は自分の体験談のため主観的な文章ですが当時を知っている人には共感するところあるかなっと。

MIDIとの出会い

 元々はマシン語の勉強のために94年にPC-98UX21を中古購入したのですが、当時のPC-98用ゲーム「ファーランドストーリー」がRoland CM-500でBGM演奏しているデモを聞いて鳥肌。コンピュータだけでも作曲と演奏が出来ることに衝撃。でも当時からMIDI音源は高価だったので高校生が買えるものではなくしばらくはFM音源のYM2203弄りとN-88BASIC上でMMLによる演奏データ作成をやってました。(耳コピと採譜は小学高学年くらいから始めた。さらに言えば小3~小6の時に使っていたYAMAHAエレクトーンにMIDIのロゴが入っていたのを再発見するのはさらに数年後。楽器同士繋げるだけの物と思いDTMと連携できるなんて思いもしませんでした)

 またそのころに通信カラオケなるものが登場し楽曲データはMIDIフォーマットに対応していました、その時にこの業界でカラオケデータを作る仕事が増え食っていけるかなと思ってましたが、親に猛反対されそうなので言えなかったですね。

 その後カラオケボックスでは曲の配信が通信回線(多分ISDNとか)を利用してどこのカラオケ屋でも楽曲数が増え、新しい曲も早く提供されるようになりました。通信カラオケのこともあるので多分MIDIでやっているのだろうと思ったらMIDIフォーマットだったかどうかは分かりませんでしたが明らかに演奏データを落として電子音源で演奏させているのはすぐにわかりました。

PC用MIDI機器を入手

 96年PCをPC-9801BX2(中古)に買い替え。このときにSoundBlasterとYAMAHA DB50XGを使い始めた。習作がてら楽譜からのカラオケデータ作成やエレクトーン演奏の練習の為のお手本作りなどを無料で請け負ってました。98年にはハチプロを購入しソフトもXG WorksからCakeWalkに切り替え。でもこの頃からバイトとプログラミングに時間を取られだんだんMIDIは再生機器としか使わなくなっていく。

2000年ネット上でのMIDI公開に著作権料が発生

 2000年にMIDIユーザに衝撃的な事件が勃発。この時は既にPerl屋としてウェブ制作の支援をやっていたときですが、FLASHのBGMとしてのMIDI制作ということもありました。さらにこの時点ではインターネットは一般に認知されていましたがまだブロードバンドが普及していないためネット上の音楽交換としてmp3だけでなくMIDIも大量に配布されており、通信回線の都合上MIDIデータの方が入手しやすかった。また音源としてハチプロを持っているので互換性で悩むことも少なかった。さらに言えばMIDIデータに関しては二次著作物が多いのは認識していたがCDからコピーしたものとは違い、耳で聞いたものを電子音源で再現したものだし再現性でも生演奏には到底追いつかないため著作権料を払うことに対しては強い抵抗があった。

News:個人サイトでの楽曲利用,MIDIユーザーの猛反対も文化庁が認可
http://www.itmedia.co.jp/news/0012/22/jasrac.html

もちろんMP3に関しては、明らかに違法コピーという認識があったのでMP3サイト管理人や一生懸命夜中にシコシコダウンロードしていた連中に対してはザマーミロと言った。しかしMIDIに関してはやりすぎでないかと思った。当時を知るDTMユーザはこの事件をJASRACの圧力と表現している。

当然MIDIデータの作成に関して原曲の音源は使用しないので、演奏・歌手の原版権は及ばない。
当時の音源ではMIDIフォーマットのまま配布する場合にボーカルは存在しないため、作詞の著作権は及ばない。(歌詞を同時配布したり、埋め込んだ場合は別)
あとは作曲の著作権となるが、これが楽譜を元に権利が発生するのか聞いた音で判断するのかで意見も異なる。
実際の楽器でも楽譜だけの情報では再現しきれない演奏テクニックがあるのと同じでまず楽譜どおりに入力してもMIDIはチープな演奏しかしてくれない。人が演奏しているように再現するには、パラメータの調整で音質を変えたり、複数の楽器の音を組み合わせて一つの音を作り上げたり、時には音程まで変えて似せようとします。このようにして作られたデータは元の楽譜とは似ても似つかないものになっている場合もありますがMIDI演奏のノウハウが詰まっていて、DTMを学習する人には貴重なデータです。さらに耳コピで作成したデータの場合は楽譜も使用していないのである。つまり楽譜を元に著作権を主張するなら耳コピ+MIDIテクで作った曲は盗作呼ばわりはされても二次著作物ではないと考えることが出来る。
(JASRACでは曲名と歌手名で管理しているので、全く違う曲名つけたものはどうなる?盗作には間違いないが)

次に非営利個人でも著作権料を払うかどうかについては、MIDIの制作活動で誰か損をしているのか?という話題が挙がった。著作権料を払うことと著作者に対する損害の有無は単純に語れない話だがDTMユーザにとってはネット上のMIDI制作活動が経済的負担により事実上制限されてしまった。これは自己アピールを含めた公表を目的とした人だけでなく、これからDTMを始める人にとっても勉強の場やコミュニティーが一気に消滅してしまった。

この事が大げさにJASRACの圧力で若い芽を摘んだとか、アーティストの質が低下したと言われていますがどうなんでしょう。職業として作曲者を選択した人はこれくらい理由で曲げたりしないし、淘汰されたのは演奏用音源としてしか使わなかったライトユーザ層が殆どな気がします。その影響がDTMユーザの減少とPC用ハード音源の新機種が出にくくなった事に繋がっていると思います。ソフトシンセの性能向上も関係ありそうですがやはり相当CPUパワー必要とするのでヘビーユーザしか残れなかったと思います。

私の場合はブロードバンドの普及でカラオケからMIDIデータが消えたことでカラオケ用MIDIデータの制作という仕事は無いと判断した事だし。その割には音響だとか音質については関わりを持とうとし、耳コピで苦労していたこともあってMIDIとは逆で人工知能で音源を抽出しその音階を検出することは出来ないかと研究内容の近い研究室に入り込んで、結果音声認識・雑音除去のベンチャーに就職することになります。

その後携帯電話でFM音源+MMLそしてSMAFとDTMと同じ流れでやってきたのは驚き。でもその携帯電話も着うたフルに押されて今では携帯電話ゲーム用音源。

FLASHのコンテンツで貴重な存在となったDTM職人

またDTMではハードウェア音源を持つユーザの割合がどんどん少なくなり、WindowsXP搭載のソフトシンセが標準のMIDI音源?という気がしてきた。昔は特定の音源を駆使するものだったが、ソフトシンセで問題なく聞けるようにする方法と特定の音源を利用する場合はMP3に変換するという形式に変わってきました。この時代の一般DTMユーザーはDTM職人と呼ばれるようになり、FLASHのBGMでコラボレーションする機会が増えてきたと思います。ただオリジナル曲で提供しないとFLASHが黒作品(著作権に問題がある作品)となるためそこまで出来る職人の数はそう多くありません。(だから職人と呼ばれるようになったのかな)

VOCALOIDの登場

ここからは以前書いた事と同じですが、会社で音声合成だけはやってなかったので情報を集めている最中にVOCALOIDのニュースを見つけるんですね。ただロボットボイスになりやすいのでTTSの方がFLASHに使われていたと思います。(価格の問題もあったかな)

作品公開の場が個人サイトから動画投稿型サイトへ

FLASHの人気が上がるにしたがって問題化したのが転送量の問題。まだFLASHのみで作成した作品は軽量だがその中にMP3等の音楽、画像・動画を埋め込むことによって急激に容量が増加。これによってFLASHを公開する場所を転々としないとアクセス集中時に見れなくなったりする。ちょうどその時期に登場したのがYoutube。但しここで流行ったのはMADとアニメ録画、特に制作中心の流れではなかった。

アイマスMADとニコニコ動画

ニコニコ動画は再生している動画に擬似リアルタイムでコメントを入れ、みんなで楽しむ体験ができるサービスだと思っている。これと似たようなものでは実況掲示板を見ながらTVを見るのに近いと思う。
そしてアイドルマスターの人気と別のBGMを入れたMAD作品が流行った。このころのDTM職人は打ち込みだけでなくサンプリングを駆使できる人が増えた。これはソフトシンセ発展やMIDI関連機器がレコーディング向けのものが多くなったおかげもあるかも。

初音ミクの影響で一気にDTMユーザが増える。

ただここで注目したいのは今まで生き残ってきたDTM職人と初音ミクからDTM始める人では極めようとしている範囲が違うこと。初音ミクからの人は当然ボーカルにこだわり、これからもこだわっていくと思う。現状BGMの制作は難しいためオリジナル曲を制作するにはDTM職人の協力が必要だと思います。

現在はVOCALOIDの認知のため一般的な曲のカラオケ版やボーカル除去の処理をしてVOCALOIDに歌わせている動画が多いのですが、また近いうちに黒作品として抹消されてしまう運命にあると思います。

今度こそは自爆してDTMがマイナー趣味に戻らないようにレコード会社や管理団体の権利が及ばないユーザ同士のコラボレーションによって発展できる基礎を作りたいですね。

追記:2007/12/24 23:43
この記事がYoutube板に張られるのに今気づいて、ウソ書いてないか読み直し(^^;
耳コピMIDIについて自論展開してますが当時は音楽著作権についてよく知らず、CDとかの原盤管理してるとことしか思って無かったです。

「カラオケからMIDIデータが消えた」も当時の思い込み。個人的にサンプリング系はDTMとして認めてなかったしなぁ。当時と比べるとDTMの表現能力って凄く広がった気がします。

スレにも10年前という書き込みがありますが、パソ通はやってなかったから96年辺りのMIDIに対するJASRACの動きは知らないです。というか10年前何があったの?躍起になって探してた。

 元々演奏系やMAD職人が多かったのですが、最近はDTM関連で、才能を発揮している動画が次々にアップされて見てて面白いですね。初音ミクもそうですが、ディレイラマも面白い。

“埋もれた職人”に光を――ひろゆき氏に聞く「ニコ動(RC2)」 (1-2) - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/26/news032.html

踊る初音ミク 初音ミクが踊って歌うブログパーツ
http://mikunavi.net/
JavascriptとFLASHの連携でやってるのは分かりますが、これはホントに才能の無駄遣いだ。もしかしたら業界の中の人かもしれませんがw

ニコニコ動画(RC2)‐3DみくみくPV♪
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1359820
結構な時間と手間を掛けてそうな動画なのにネタに走るなんてw。でもそういうの好きだw

ニコニコ動画(RC2)‐作ってみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1391125
業者が会社の機材フル活用で痛車を作っている動画。一般では知らないような凄い機材が出てきて社会見学風に楽しめましたが、良い意味で経費の無駄遣い。会社は特定できないけどこんな会社あるよみたいな宣伝効果は十分過ぎ。

ニコニコで検索するときは再生数が多いというもアリですが「VOCALOID殿堂入り」「才能の無駄遣い」「スナック初音」「おっさんホイホイ」などのタグで探すのも楽しいですよ。

VOCALOID関連ニュース

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創業社長が明かす、仮想歌手「初音ミク」にかける想いインタビュー - CNET Japan
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20359336,00.htm
クリプトン社・社長のインタビューです。VOICALOIDにかける熱い想いが感じられます。現在までの開発もすごく大変だったと思います。

ニコニコ動画(RC2)‐初音ミクが本気で「奇跡の海」 を歌ってくれた(Ver.1.2-Limited)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1328223
声が変わってますね。前回より澄んだ声になってます。

ニコニコ動画(RC2)‐【初音ミク】猫になって歌います。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1281204
「ニャーオ」ってここまで綺麗に歌えるんだ…。

初音ミク中心ボーカロイドonly event「THE VOC@LOiD M@STER」
http://ketto.com/tvm/

「あなたと合体したい・・・」話題のCMソングが大ブレイクの兆し(オリコン) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000015-oric-ent
この歌は今CMで流れている曲だったんですね。MOOCSのニュースメールのトップにも載ってたので流行っているのは間違いなさそう。

 窓の杜で見つけました。今はOgg編集できることって珍しくないのかな?動画編集については何もソフトもって無くてWindowsXPについてるものしか使ってないから早速使ってみよう。

窓の杜 - 【NEWS】マルチトラック録音やタイムライン編集ができるフリーの音声・動画編集ソフト
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/10/18/trakaxpc.html

 Meikoが2004年11月、Kaitoが2006年2月リリース。あれ?私が聞いた初めてのVOCALOIDのデモは2003年だったはず。ということは男性・女性ボーカルは間違いないとしても当時聞いたのはMeiko/Kaitoでは無かったようですね。

当時のニュース記事とサイトを検索したらまだ残っていました。

ヤマハ、歌詞と音符から人の歌声による楽曲を作成する歌声合成ソフト『VOCALOID』を開発
http://ascii24.com/news/i/soft/article/2003/02/26/642097-000.html

News:歌詞とメロディを入力すると歌い出す ヤマハが歌声合成ソフト開発
http://www.itmedia.co.jp/news/0302/26/njbt_06.html

Vocaloid
http://www.vocaloid.com/jp/sample.html

ヤマハサイトのデモ曲はもう聞けないみたいですね。orz

どうして2003年にVOCALOIDを聞いたという記憶だけ鮮明かと言うと2003年末まで音声認識業界で働いていてPC/PDAでアプリケーションを作ってました。そこで認識した音声を復唱したり音声人力した質問に音声で回答するために音声合成(TTS)を必要としますが、当時はLaLaVoiceのエンジンを利用していて他にも国内海外問わず高品質な合成エンジンは無いかなと(当時の取引先から子供向け商品としてキャラクターボイスの音声合成は無いかと要望もあったので)調査しているときに知ったわけです。VOICALOIDは業務上必要なツールではなかったのでデモを聞くだけで終わったのですが、正直音声認識より音声合成のほうがチャンスありそうだなと思いました。

それからたった4年でVOCALOIDがネット界隈をお騒がせするほどになるとは思ってもいませんでしたw
今の人気はコンセプトが受けて新しいDTMユーザ層を開拓しているという感じです。これが定着してDTMユーザ層以外にもVOCALOIDとしての評価が出てくるまではもうしばらくかかりそうですね。

ということはMeiko/Kaitoのデモを聞いたのは記憶違いかなっと改めてサイト探して聞いてみたら、やっぱり過去に聞いている…。少なくとも今年じゃないし多分DTMマガジン経由だな。

初音ミク

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初音ミク
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 急ぎで必要なわけじゃなかったのですがMIDI機器の模様替えやっていたのでソフトも購入しました。
因みにDTMマガジンは以前から書店で購入していたのですが、唯でさえ少なくて買えない時もあるというのに初音ミクの異常な人気もあって今後さらに買えなくなりそうだったので、数年ぶりに定期購読に切り替えました。つーかマジで「吉野家コピペ」のような気持ちになりましたね。「お前らな、初音ミクの特集如きで普段読んでないDTMマガジン買うんじゃねーよ」

まぁ、初音ミク狙いでDTMマガジン買えなかった人と転売目的で買い占めた人が定価の三倍近い4000円前後で必死に取引しているようですが、書店販売が終了しても定期購読なら普通に買えますよ。しかも開始月を2ヶ月前の号から指定できるので年末まで余裕です。初音ミクを切欠にこれからDTM始める人はどうせDTMマガジンのお世話になるだろうからマジで定期購読をお勧めします。

何故って、一般向けの曲をオタクは発掘しないから。 - Scott’s scribble - 雑記。
http://d.hatena.ne.jp/ymScott/20071018/1192712364

あくまで現状では、初音ミクの魅力がわかるのはオタクです。 - Je n’avais pas l’intention d’aller à la mer.-HINAGIKU SAID ”LIVE OR DIE”
http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20071018/1192707995

初音ミクのコンセプトや購入層からアニオタ層が多いのは確かですが、もっとVOICALOIDエンジンについて語って欲しいところかな、昔MeikoとKaitoを買わなかったのはデモ聞いてまだまだぎこちないなーと思い、今回のミクはそれが無くなっていたから「使える」という判断が出来たわけですから。でもニコニコにアップされているのを聞くとそれぞれのサンプリングが歌手と声優という差がでるのか、ぎこちなくてもMeikoのほうが歌がうまいんだなー。ミクはエンジンが新しく安定しているのでチューニング失敗してもロボボイスじゃなくて「アホの子」になるから受けてるみたい。MeikoとKaitoもVOCALOID2エンジンでリニューアルしないかなー?

あと選曲に関しては、私個人で言えば基本的に歌は聞かないし(普段聞くのはクラシックとかトランスといったボーカルが無いのばかり)アニメも普段見ないのでJ-POPもアニソンどっち聞いても初めて聞くという点で条件が同じだったり原曲知らない前提なので原曲との比較はせずに公開されているコンテンツだけで評価するけどそれって珍しい方かな?

既存曲をVOCALOIDでカバーするという発想ではなく、どうしても知っている原曲との再現性を批評する事に固執したいなら勝手にやってくれって感じです。声の主が違うのにモノマネをするのは制作する側にとって技術を積むメリットがありますが、似てないからっと言って酷評したらかわいそうです。
また初音ミクの絵や3Dは、DTMとは別のベクトルなのでそれはそれで盛り上がっている分にはかまいませんが本体はVOCALOIDであることを忘れないで欲しいですね。

第1回:「初音ミク」に注目すべき理由を考えてみた:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071018/284847/?P=2&ST=ep_webpluse

なぜ初音ミクが注目されるのかの説明わかりやすいです。
ただ既存曲(正確にはJASRAC管理楽曲)のカバーには、流通の際に著作権料の負担が必要になるので個人では敷居が高いし気軽に公表(自主流通)できないとなるとモチベーションの維持も難しいと思います。また、オリジナル曲で行うにはもっとDTM人口を増やして層を厚くして良いものを沢山生み出す環境してしていかないと思います。最終的にはDTM全体が盛り上がってくれるを期待。

公開の新旧の差もでるため確かに再生数は少ないですが、みんな聞いたことがある思う曲で探してみました。

ニコニコ動画(RC2)‐初音ミクのドナドナ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1066855
ちょっとだけ替え歌になっているけど感じは出ています。

ニコニコ動画(RC2)‐初音ミクが今日の日はさようならを歌っていきました
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1321961
小学校で歌ったことありますね。
もしかしてミクって唱歌が得意なんじゃないかな。

ニコニコ動画(RC2)‐音声合成で歌わせてみた「この木なんの木のうた」(初音ミク Ver.)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1114461
正式名称は「日立の樹」だそうです。
これは凄いちゃんとカバーしてるし使える品質。

初音ミクの人気で再び脚光を浴びたMEIKO

以下は歌唱力の良さが再認識されているVOCALOIDの姉貴分「Meiko」。探したところ曲数自体少なくアニソンが多いようですが、歌わせるなら今のところMeikoのほうがカバーできる曲が多いような気がします。(ただ初代VOCALOIDでは相当な技術を必要とするみたいで調整のほうが難しいとか)

ニコニコ動画(RC2)‐MEIKOとミクの真摯な再挑戦。カッチーニのアヴェ・マリアを歌う。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1288112

ニコニコ動画(RC2)‐アンインストール (VOCALOID ver.)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm476733

ニコニコ動画(RC2)‐創聖のアクエリオン (VOCALOID ver.)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm346059

上2つは初めて聞きましたがここまで歌わせられるのが凄い。多分原曲でもカラオケが難しい部類なんじゃないかな。

ニコニコ動画(RC2)‐君をのせて (ボーカロイド ver.)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm680506
これもアニソンですが認知度で言えば問題ないと思います。小中学校の合唱でも歌うし。

以上は全てニコニコ動画へのリンクですが、Youtubeにも進出しはじめています。
その中で出来の良いもの(特にMeikoの)は英語圏からの絶賛コメントが寄せられていますね。特に製作技術について賞賛していて海外のほうが正当な評価をしていると思います。

 昨日の騒動は同時多発のためネット界隈では陰謀論で騒いでいますが、いろいろな意味で考えさせらる事件だと思います。

・第三者による著作権の権利行使
これはWikipediaで著作権違反によるページ削除が行われたが、販売元のクリプトン社によると「削除依頼は出していない」ということ、さらにブログ中で転載の許可を明言したことで、現在でも発生している削除依頼は第三者によってしつこく行われていることが判明。また依頼主の本人確認や内容の検証そして著作物に関するポリシーやGFDLの要求などWikipedia側の問題点も出てきた。
販売元が転載を認めている以上、削除要求を出し続けている第三者は悪意でやっているとして陰謀論が起こる。
これは「著作権の非親告罪化」によって起こされる著作権者や著作物利用者への権利侵害事件の例として考慮すべき点だと思います。

・情報共有とリスク
最近はWeb2.0(なぜかネット界隈の外側の人の方がよくこの単語を使う)とかでサイト同士でのデータ共有・交換により、どのポータルサイトでも同じような検索結果やコンテンツを得ることが出来るようになりましたが、グーグル八分の影響が思ったより広範囲という事を認識しました。
検索エンジンからの消失に関してはまだ原因が分かってないのかな?これはシステムの脆弱性なのか、Wikipediaとのシステム的な絡みはあるのか?そして人手による削除行為は行われたかどうか?メディアによる情報操作・中国よりも酷い言論封鎖とこちらも陰謀論がすごいです。先日もTVでの特集で変更報道騒ぎになったばかりなので陰謀論の矛先がそっちの方に向いていますが…
とにかく検索エンジンのトラブルについては原因をはっきりして欲しいところですね。

初音ミク - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AF

「初音ミク」Wikipedia項目削除依頼が上がっている件に関してメディアファージ事業部 ブログ
http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/10/wikipedia.html

「初音ミク」の画像検索結果消滅について各検索エンジンに電話してみた - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071018_vocaloid2_image_tel/

「初音ミク」の画像が検索できない~発売元は「削除は依頼していない」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/18/17223.html

“消えた初音ミク”問題 ヤフーとGoogle「原因を調査中」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/18/news065.html

初音ミク騒動とWikipedia - 見ろ!Zがゴミのようだ!
http://d.hatena.ne.jp/torin/20071018#1192712174

たけくまメモ 「初音ミク」事件について
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_e716.html

fladdict.net blog 初音ミク失踪騒動に騙されるな、あれは陽動作戦
http://fladdict.net/blog/2007/10/post_99.html

 オタク叩き特集をやったそうで批判集中のようです。
リアルタイムで番組を見ていないので下記のリンクから追って見ましたが…

【2ch】日刊スレッドガイド TBS(アッコにおまかせ!)が初音ミクでキモオタ叩きの印象操作
http://guideline.livedoor.biz/archives/50979894.html

これはひでぇwww
初音ミクの紹介って最初だけだし、あまり歌の調整うまくないし…。
すぐにアニメ趣味の方に話を変えるって完全に最初からこの展開で番組作る気だったとしか思えん…。

TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/15/news008.html

ニュースサイトでも取り沙汰されています。それだけひどい印象操作ということですね。

10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫びメディアファージ事業部 ブログ
http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/10/1014_1.html

………。
クリプトンまで騙されたのか…。

VOCALOIDの凄いところはちゃんと紹介しなきゃいけないと思うな、版権物が難しいならVOCALOIDのデモ曲だって十分凄いのに…全く音声合成に興味が無かったというのは残念ですね。

ニコニコ動画(RC2)‐初音ミクが本当に本気で「奇跡の海」 を歌ってくれた(Ver.1.1-Release)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1250829

これは凄すぎます!というか初音ミクって言われなかったら機械が歌ってるなんて気がつきません。この短期間でここまでやるなんて…。

[追記]3:29
さらに取材を受けたtask氏のログを記録しているページを見つけた

VIPのスレに降臨したtask氏の全発言 - coldcupのメモ
http://d.hatena.ne.jp/coldcup/20071014

本人としてはうかつだったとしか言えないのでしょうが、やはり自重すべきことは守らないとね。

 早速、VOCALOID2を使った制作ブームも二世代目に突入って感じですね。一世代目は既存曲やオリジナル曲をVOCALOIDにうまく歌わせることが中心で映像は静止画が多かったのですが、そのVOCALOIDの出来に3D職人が触発されてプロモーションビデオ作品作りのコラボが流行りだしました。

初音ミク3D化計画

SHADEにPoserか…本棚の肥やしになってるなぁ、ホント最近3Dをやる時間が確保できない…。

ニコニコ動画(RC2)‐3D初音ミクに01_balladeを歌わせてみた
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1200230

えぇぇぇぇ!!六角大王で作ったの!?これ?
顔の輪郭のモデリングが2Dから起こしました感残ってるけど六角ってここまでできるツールだったのか…。
ニートになって納得ができるまで制作活動やりたいなぁ…。
そういえばニコニコ動画のインターフェースが新しくなってますね、RC2になってるし。

ニコニコ動画がRC2版にバージョンアップ。ニコンドライフ実現を目指す
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/19712.html

ニコンドライフってw
一応企業なのにこのフットワークの軽さは凄いなぁ、発表と同時に稼動しているとかこの絶妙なタイミングを図るのは難しいですよ。


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